2019年1月17日(木)

阿蘇市長「先人たちのおかげ」 世界ジオパークに認定

2014/9/23付
保存
共有
印刷
その他

世界ジオパークネットワーク(GGN、本部・パリ)は23日、世界的に貴重な地形や地質が残る自然公園「世界ジオパーク」に、熊本県の「阿蘇」を認定した。カナダの世界ジオパーク「ストーンハンマー」で開催中の国際大会で発表、国内での認定は7例目となる。

2010年に認定した山陰海岸(京都、兵庫、鳥取)も4年ごとに行う再認定審査を実施し、範囲を広げて再認定した。

阿蘇の巨大噴火によるカルデラは面積が約350平方キロに及び、世界最大級の規模を誇る。今も噴煙を上げ続けている中岳をはじめ、多様な火山地形が広がっているのも特徴だ。

世界に広めようと地元自治体などが09年、認定を目指して「阿蘇ジオパーク推進協議会」を設立。日本ジオパーク委員会はいったん「十分な準備ができていない」として推薦を保留したが、13年に推薦を決定し、同協議会がGGNに認定を申請していた。

熊本県阿蘇市の阿蘇火山博物館では、山麓の町村長やガイドら約120人がインターネット中継で発表の様子を見守り、認定が決まると大きな歓声が上がった。

現地から記者会見した阿蘇市の佐藤義興市長は「今まで火山と向き合ってきた先人たちのおかげで認定をつかみ取れた」と強調。ガイドの工藤八代子さん(60)は「本当に良かった。カルデラの中に人が住む珍しい地形を世界にアピールしたい」と話した。

国内で阿蘇と山陰海岸のほかに世界ジオパークに認定されているのは、洞爺湖有珠山(北海道)、糸魚川(新潟)、隠岐(島根)、室戸(高知)、島原半島(長崎)。〔共同〕

日経電子版が2月末まで無料!いつでもキャンセルOK!
お申し込みは1/31まで

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報