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佐川急便係長ら6人を逮捕、駐車違反逃れ容疑

国交省立ち入り

(更新)

佐川急便社員で東京営業所(東京・江東)の運転手が勤務中に駐車違反をした際、知人らを身代わり出頭させた事件で、警視庁交通捜査課は22日、同営業所係長、佐藤謙二容疑者(35)=江東区、同、高橋竜一容疑者(41)=千葉市中央区=ら男6人を犯人隠避や同教唆の疑いで逮捕した。

宅配便大手の社員らが身代わり出頭に関与したとして逮捕されるのは異例だ。同課は佐藤容疑者ら上司の指示の下、不正が組織的に繰り返された疑いがあると判断。運転手の身代わりで出頭した会社員の男(42)に犯人隠避容疑を、佐藤、高橋両容疑者ら出頭を依頼した側の5人に同教唆容疑を適用した。6人は容疑を認めているという。

国土交通省は22日午後、東京営業所を貨物自動車運送事業法に基づき立ち入り監査した。営業所への聞き取りなどを通じて身代わり出頭の実態などを調べ、必要と判断すれば行政処分をする。

佐川急便の内部調査では、同営業所の運転手三十数人が自身の駐車違反逃れのために、身代わり役を仕立てていたとされる。交通捜査課は今後、これらの運転手についても犯人隠避教唆容疑などで立件することを検討する。

佐藤容疑者ら2人の逮捕容疑は2014年11月、都内の路上で同営業所の運転手が駐車違反をした際、会社員の男を身代わりで出頭させた疑い。高橋容疑者ら3人は16年4月、別の運転手の身代わりで佐川急便の業務委託先の男を出頭させた疑い。運転手2人は出頭役にそれぞれ2万~2万5千円の謝礼を渡したという。

一連の不正は今年5月ごろ、同営業所の運転手の知人男性が佐川急便のトラックで駐車違反をしたとして出頭し、トラックを運転できない普通免許しか持っていないことが後に判明したことで発覚。同課は9月、同営業所など関係先数カ所を犯人隠避教唆などの疑いで家宅捜索するとともに、運転手などから事情聴取して上司の指示の有無などを調べていた。

佐川急便は22日、「従業員の逮捕は誠に遺憾。今後も引き続き、捜査に全面的に協力していく」などとコメントした。

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