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田部井淳子さん死去 女性初のエベレスト登頂成功

2016/10/22 18:10
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女性で世界初のエベレスト(中国名・チョモランマ)登頂に成功し、日本の女性登山家の草分けとして活躍した田部井淳子(たべい・じゅんこ)さんが20日午前10時、腹膜がんのため埼玉県内の病院で死去した。77歳だった。告別式は近親者のみで行った。お別れの会を開くが日取りなどは未定。喪主は夫、政伸氏。

福島県生まれ。昭和女子大を卒業後、社会人山岳会に入会。1969年、「女子だけで海外遠征を」を合言葉に女子登攀(とうはん)クラブを設立した。

75年、エベレスト日本女子登山隊の副隊長兼登攀隊長として世界最高峰のエベレスト(8848メートル)に女性として初登頂。当時、山で知り合った夫との間に1児があり、"ママさん登山家"の快挙だった。

2度目の出産を挟み、92年には女性で初めて世界7大陸の最高峰登頂をなし遂げた。

山岳環境の保護にも取り組み、山の清掃やごみの持ち帰り運動などに参加。九州大大学院で「エベレストのゴミ問題」を研究したこともある。国連が定めた2002年の「国際山岳年」では日本委員会の委員長を務めた。

著書に「エベレスト・ママさん」「山からの贈り物」「山を楽しむ」など。

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