五輪の水泳会場整備、100億円以上の削減検討 東京都
2020年東京五輪・パラリンピックの水泳会場「オリンピックアクアティクスセンター」(江東区)の整備費について、東京都が当初計画の683億円から100億円以上、削減する方向で検討していることが22日、関係者の話でわかった。
同センターの整備費は本体工事費や工事期間中の警備費、大会後の改修費など計683億円。本体工事費は既に、見積もりよりも68億円安く契約しており、さらに警備費などを抑えて100億円以上圧縮できる見通しという。
バレーボール会場「有明アリーナ」(同)についても整備費を404億円と見込んでいたが、資材の調達費の抑制などを進め、30億円程度削減する方向で調整している。
小池百合子知事は今月中に、ボート・カヌー会場の変更の是非も含む整備計画の見直しについて結論を出す方針だ。ボート・カヌー会場については現行計画の「海の森水上競技場」(東京湾臨海部)から宮城県登米市の「長沼ボート場」に変更するかどうかが焦点となっている。