くんだ水で魚種特定、千葉県立博物館が新技術

2015/7/22付
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千葉県立中央博物館などは、水中に含まれる魚のふんなどからDNAを調べ、そこに生息する種類を判定する技術を開発した。バケツ1杯程度の水で判定でき、水族館の水で試したところ、9割以上の確率で魚の種類を特定できた。

川や海などでも使え、捕獲の労力をかけずに魚などの生息状況を調べられる。外来種や絶滅危惧種の調査、新種の発見などにも役立つという。

河川や湖沼、海などには生物のふんや粘膜などが漂っており、そこに含まれる遺伝情報は「環境DNA」と呼ばれる。

同博物館の宮正樹主席研究員と神戸大学や東京大学などのチームは、様々な種類の魚のDNAを網羅したデータベースを用意。くんできた水をろ過し、DNAを取り出して解析することで魚の種類を判定する。

沖縄美(ちゅ)ら海水族館の4つの水槽の水で試した結果、水槽に飼育されている魚の約93%にあたる168種類を検出できた。

研究チームは水の採取場所や方法をどう工夫すれば、海などでも正確に調べられるか検討中だ。

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