NZ地震5年、復興から再生へ 日本人遺族ら参列し追悼式

2016/2/22 13:10
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【クライストチャーチ=共同】2011年2月に日本人留学生28人を含む計185人が亡くなったニュージーランド地震は22日、発生から5年を迎えた。被災地クライストチャーチ市の公園で現地時間正午(日本時間午前8時)から市主催の追悼式典が開かれた。

追悼式典で献花する、娘めぐみさんを亡くした堀田和夫さん夫妻(22日、ニュージーランド・クライストチャーチ)=共同

追悼式典で献花する、娘めぐみさんを亡くした堀田和夫さん夫妻(22日、ニュージーランド・クライストチャーチ)=共同

式典にはキー首相のほか、日本から現地入りした遺族が参列。地震発生時刻の午後0時51分に合わせて黙とうした。ダルジール市長は「癒やしには多くの時間が必要だが、復興から再生に移行する」とあいさつ。来年からは遺族団体主導の式典に変更すると表明した。

市内には空き地が目立つが、市中心部の象徴だった大聖堂の再建方針が昨年末に決まり美術館も再開するなど、道半ばながら着実な復興が進む。

看護師の鈴木陽子さん(当時31)の父、喜久男さん(69)=名古屋市=は「5年は早かった。ここに来ると当時のことが思い出される」と話した。

政府は市内を流れるエイボン川のほとりに国立の追悼施設を設置する計画で、すでに一部の工事が始まった。犠牲者185人の名前を刻む壁も設置し、来年の追悼式の場所となる。

日本人留学生28人を含む115人が死亡したカンタベリーテレビ(CTV)ビル倒壊の責任をめぐっては12年、独立調査機関が設計に「重大な欠陥」があったと指摘。警察が刑事事件として捜査している。

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