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マグロの群泳が復活 葛西臨海水族園

クロマグロが大量死した葛西臨海水族園(東京・江戸川)で22日、大型水槽に投入したクロマグロが一般公開された。展示の目玉となるマグロの群泳が復活し、来園者は迫力ある姿を久しぶりに楽しんだ。

クロマグロを水槽に再投入した葛西臨海水族園(22日、東京都江戸川区)=写真 淡島健人

21日の閉園後に全長80~90センチ、体重10~13キロのクロマグロ約80匹を水槽に投入。水槽の外側から黄色いテープを格子状に貼り付け、マグロがガラスに衝突するのを防ぐ工夫をした。マグロは1~2年後には120~150センチに育ち、今後も様子を見ながら追加していく予定だという。

代休の小学4年の長女(9)と来た東京都江東区の主婦、吉田かおりさん(36)は「元気良く泳ぐ姿が見られて良かった。まだ小さいけど成長が楽しみ」。群馬県伊勢崎市の会社員、細野翔太さん(28)は「水槽ににぎわいが戻った。大量死の原因についても早く解明してほしい」と話した。

水族園はドーナツ形の大型水槽で見られるマグロの群泳が人気だった。しかし昨年12月からクロマグロやスマ、ハガツオなど計約160匹が相次いで死に、3月にはマグロ1匹だけになった。

水族園は原因を調査。死んだクロマグロとスマの病理検査では、内臓からウイルスが検出されたが、原因は特定できなかった。水族園は隣接する別の水槽の改修工事との関連も含め「音や光など複合的な要因が考えられる」としていた。

マグロの群泳復活に向け、水族園では段階的に種類の近い魚を入れ、水槽内の環境を確認した。3月にアカシュモクザメ、4月にタカサゴを入れたが異常は見られず、5月にハガツオ21匹とスマ29匹を入れた。

スマは約半数が死んだが、壁への衝突死とみられ、大量死につながるような問題はないと判断した。ただ、水族園では今後も大量死の原因調査を続けるとしている。

同園の杉野隆・飼育展示係長(47)は「これからがスタート。死因は調査中で分からず気は抜けない。見回りの回数を増やすなどし、注意深く見守っていきたい」と話している。

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