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福島の森、除染限定 環境省方針「物理的に無理」

東京電力福島第1原子力発電所事故後の福島県内の森林除染について、環境省は22日までに、生活圏から離れて日常的に人が立ち入らない大部分の森林は除染しない方針を決めた。21日の有識者検討会で提示した。

環境省はこれまで、福島県の面積の約7割を占める森林のうち、生活圏から20メートル以内と、キャンプ場やキノコ栽培で人が入る場所に限り、落ち葉などの堆積物を除去するとしてきたが、それ以外については方針を示していなかった。

広範囲で堆積物を取り除くと表土が流れやすくなるうえ、生活圏の空間線量率が変化するような放射性物質の飛散や流出が確認されていないとして、除染は適当でないと判断した。

環境省は近くガイドラインを改定し、土砂流出を防ぐ柵の設置などを盛り込む。

林野庁は間伐木材の放射性物質濃度の測定や作業者の被曝(ひばく)低減対策など、林業再生に向けた取り組みを実施している。

井上信治環境副大臣は検討会終了後、報道陣に「すべてを面的に除染するのは物理的にも困難で、悪影響の方が大きい。住民にとって一番良い手法を考えた結果だ」と述べた。〔共同〕

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