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本の「自炊代行」、二審も差し止め 知財高裁判決

顧客の依頼で本や雑誌の内容をスキャナーで読み取り電子データ化する「自炊代行」の適否が争われた訴訟の控訴審判決で、知的財産高裁(富田善範裁判長)は22日、著作権(複製権)の侵害を認めて複製差し止めと70万円の損害賠償を命じた一審・東京地裁の判断を支持し、東京都内の自炊代行業者側の控訴を棄却した。

業者側は「顧客が複製の主体で業者は手足にすぎない」と主張していたが、富田裁判長は「電子データ化などの作業をしている業者が複製の主体」と判断。自炊代行は著作権法が認めた私的使用の複製には当たらないと結論付けた。

判決によると、自炊代行業者は顧客から送付された本を裁断してスキャナーで読み取り、電子データに変換して納品するサービスを有料で提供していた。

作家の浅田次郎さんや漫画家の永井豪さんら7人が「著作権法に違反している」として、複製の差し止めと損害賠償を求めて提訴。一審判決で複製を差し止められた都内の2業者のうち1社が控訴していた。

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