2018年7月16日(月)

風邪薬 無届け輸入品混合 和歌山の会社を処分へ

2017/6/22 11:37
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 解熱効果がある風邪薬に広く使われている成分「アセトアミノフェン(AA)」製造最大手の山本化学工業(和歌山市)が、国内でつくったAAに安価な中国製を無届けで混ぜ、製薬会社に出荷していたことが22日、厚生労働省への取材で分かった。

 同社は医薬品の承認審査をする医薬品医療機器総合機構(PMDA)にAAの製造方法について、全量を国内で生産すると申告。輸入品を混合する場合は、改めて届け出る義務があった。

 無届けの輸入品混合は医薬品医療機器法違反にあたり、指導権限を持つ和歌山県が近く処分する方針。厚労省や同県が5月下旬、同社に対して立ち入り調査を行い、違反が判明した。同社は製品の出荷を自粛している。

 同社は厚労省に中国製のAAを1~2割混ぜていたと説明。同省によると、品質に問題はなく、副作用の報告も他社製品との差異はみられない。同社はAAで大きなシェアを占めるが、風邪薬の需要が少ない時期にあたり、製薬各社は現在ある在庫で対応できるという。山本化学工業は「今はコメントできない」としている。

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