1億度超えるプラズマ生成 核融合研、発電実現へ前進

2017/4/22 11:28
保存
共有
印刷
その他

物質同士が融合する核融合反応で生じるエネルギーを利用した発電の実現を目指す自然科学研究機構核融合科学研究所(岐阜県土岐市)は21日、実用化に必要とされる1億2千万度に近づく、1億度を超える高温のプラズマを作り出すことに成功したと発表した。

プラズマは、原子を作る原子核と電子が超高温下でバラバラになって飛び回る状態。この状態で原子核同士が衝突し、別の重い原子核になる反応が核融合で、核融合発電はその際に出たエネルギーを利用する。

研究所は、大型ヘリカル装置(LHD)と呼ばれる高さ約9メートル、直径約13.5メートルの実験装置で水素などを加熱してプラズマを生成。2013年に軽水素を用いた実験で9400万度を達成した。今年3月からは、より高温状態を作り出せる重水素を用いた実験を始め、同15日に初めて1億度を超えたという。

研究所の森崎友宏・大型ヘリカル装置計画研究総主幹は「目標温度の達成に向けてステップアップできた。重水素実験の成果が着実に出ている」と話している。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]