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被災児童の要望聞き「秘密基地」の図書館完成 福島の小学校

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を経験した児童らに読書を楽しんでもらおうと、福島県いわき市の市立好間第一小学校(松本光司校長)は29日までに、校内の図書館を段ボールや布を使って「秘密基地」のようにリニューアルした。

同校は、全校児童約400人のうち約50人が原発周辺の自治体からいわき市に避難し通学している。避難区域内の自宅から本を持ち出せないなど読書環境が悪いため、松本校長が交流のある東京都市大学に協力を依頼。児童から意見を聞いた上で、同大の学生ら約50人が、希望の多かった「森」や「洞窟」をイメージして図書館を作り替えた。

図書館は広さ128平方メートルで、約7千冊の蔵書がある。空きスペースを利用し、天井から白い布をつるして森の中をイメージ。段ボールを重ねてつくった洞窟の中で読書が楽しめる。

同大3年の宮本凱土さん(20)は「子どもたちがどんな使い方をしてくれるのか楽しみ」。松本校長は「児童たちが想像力を膨らますことができる空間になった」と喜んだ。〔共同〕

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