日本将棋連盟は21日、コンピューターソフト不正使用の防止策として、東京都と大阪市の両将棋会館で行われる公式戦の対局開始前に、金属探知機を用いた検査を実施すると発表した。10月1日から12月末まではテスト期間とし、問題がなければ、年明けから正式導入する。
対局中に電子機器の所持が発覚した場合は使用、不使用にかかわらずその対局者は負けとなる。
連盟は昨年12月、不正防止策として「対局室への電子機器の持ち込み禁止」「将棋会館からの外出禁止」の新規則を作った。その後、対局規定委員会を設置し、さらなる防止策を検討していた。
ソフト不正使用を巡っては、三浦弘行九段(43)に疑惑が浮上、連盟から出場停止処分を受けたが、その後の調査で不正はないと認められた。〔共同〕