宮城産カキ出荷を自粛 ノロウイルス検出で
宮城県漁業協同組合は21日、養殖のカキからノロウイルスが検出されたため、25日まで出荷を自粛すると明らかにした。26日に改めて行う検査の結果をみて、再開するかどうか判断する。宮城県では松島湾などでカキの養殖が盛んで、ノロウイルスが原因の全面的な出荷停止は初めてという。
県漁協によると、毎週月曜日に実施するノロウイルスの検査で、19日に県内11海域のうち雄勝湾(石巻市)を除く10海域で陽性反応が出た。このため全域で生食用の出荷停止を決め、生産者に通達した。加熱用も22日から出荷を停止する。〔共同〕