2017年11月20日(月)

食べれる・見れる…ら抜き言葉、初の多数派
文化庁調査

2016/9/21 22:18
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 文化庁が21日発表した2015年度の「国語に関する世論調査」で、「食べれる」などいわゆる「ら抜き言葉」を使う人が増えていることが分かった。調査対象の言葉のうち、「見(ら)れる」「出(ら)れる」は「ら抜き」を使う人が多かった。1995年度の調査開始以来、初めて「ら抜き」が多数派となった。

 同庁の担当者は「『ら』を入れると可能か受動かなど意味が分かりにくく、的確に意図を伝えるため抜く人が増えた。多くの人が使うことによって耳慣れさらに増える」と分析している。

 調査は今年2~3月、全国の16歳以上の男女3589人を対象に個別面接で行い、有効回答数は1959人だった。

 「今年は初日の出が見られた」「今年は初日の出が見れた」の2つの言い方のうちどちらを使うかを尋ねたところ、「見れた」の48.4%に対し、「見られた」は44.6%だった。

 「出れる」「出られる」もわずかに「ら抜き」が上回った。いずれも5年前の調査では「ら」を入れた使い方が多かったが、今回初めて逆転した。「来(ら)れる」「食べ(ら)れる」などは、「ら抜き」の方が少なかった。

 「ら抜き」は1995年度以降、5年ごとに言葉を変えながら調査している。95年度は「来(ら)れる」で「ら抜き派」が33.8%だった。

 誤用が目立つ慣用句についての質問では、本来「政治的・宗教的などの信念に基づいて正しいと信じてなされる行為・犯罪またはその行為を行う人」の意味を持つ「確信犯」について、69.4%が「悪いことであると分かっていながらなされる行為・犯罪またはその行為を行う人」を選んだ。

 カタカナ語の浸透ぶりを調べる質問では、「アスリート/運動選手」「リベンジ/雪辱」などで本来の日本語よりカタカナを使う人が多かった。

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