2019年5月22日(水)

製薬協、化血研を除名 悪質な隠蔽工作など重視

2016/1/21 19:34
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熊本市の化学及血清療法研究所(化血研)が国の承認と異なる方法で血液製剤などを製造した問題を受け、新薬メーカーでつくる日本製薬工業協会(製薬協)は21日、化血研を除名したと発表した。除名は5段階ある処分の中で最も重い。製薬協が会員会社を除名するのは2例目。

製薬協は今回の処分にあたり、組織的な法令違反だけでなく、悪質な隠蔽工作がなされていたことなどを重視。外部の有識者を含めた製薬協の処分審査会を経て、最も重い処分を決めた。

製薬協による除名処分は、1994年に抗がん剤との併用で死者が相次いだ抗ウイルス剤「ソリブジン」問題で、製造元の日本商事(当時)に出されて以来となる。

また、厚生労働省の血液事業部会は21日、血液製剤の原料となる原料血漿(けっしょう)について、化血研への2016年度の割り当てを今年度より約4割減らすとの計画を大筋で了承した。減少分をほかのメーカーに振り分け、代替品の製造を増やす。

化血研への今年度の配分は36万リットル。110日間の業務停止で一部の血液製剤を製造できなくなるため、16年度は23万リットルとする。日本血液製剤機構(東京)と日本製薬(同)への配分を増やし、製剤の必要量を確保する。

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