「国際ヨガの日」で大規模イベント インド首相もポーズ
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【ニューデリー=共同】国連が定めた「国際ヨガの日」を初めて迎えた21日、インドの首都ニューデリーで、約3万7千人が参加する政府主導の大規模なヨガのイベントが開かれ、モディ首相も率先してヨガのポーズを取った。
ヨガはインドの伝統的な心身の修行法で、現代では健康法として世界的に人気がある。昨年5月に発足したモディ政権は、インド伝統文化の普及に熱心。モディ氏の呼び掛けを契機に、国連は昨年12月、ヨガで重視される夏至の時期に合わせて6月21日を「国際ヨガの日」と決めた。
ニューデリーの名所「インド門」前の大通り周辺は21日早朝、ヨガを練習する当局者や兵士、大学生らで埋め尽くされた。参加者はさまざまなポーズでヨガの魅力をアピール。モディ氏もマットの上で実演し、「平和の時代に向け、人間の精神を鍛えるものだ」と意義を強調した。
地元メディアによると、この日のイベントは、1カ所で行われた最大規模のヨガとしてギネス世界記録に申請されたという。
インド外務省によると、「国際ヨガの日」に合わせてインド各地のほか、世界約190カ国でヨガのイベントが行われるという。モディ政権は昨年11月「ヨガ省」を設立するなど普及に力を入れている。