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3種のダンゴウオは同種 北大・兵庫県立大チームが確認

これまで別種と考えられてきたダンゴウオ科魚類のコンペイトウ、コブフウセンウオ、ナメフウセンウオの3種が同種であることを北海道大と兵庫県立大の研究チームが21日までに突き止め、研究結果をまとめた論文を英魚類科学誌(電子版)で発表した。

丸みを帯びた姿と鮮やかな色がダイバーに人気のダンゴウオ科の魚は、北半球の太平洋と大西洋にこの3種を含む計28種が生息するとされてきた。研究チームの一員の、北大水産学部の阿部拓三助教(魚類生態学)は「これまでの分類を見直す糸口になるかもしれない」と話す。

チームによると、2009年からダンゴウオ科魚類の繁殖形態を研究していたところ、コンペイトウは雌だけ、コブフウセンウオとナメフウセンウオは雄だけしか採集できなかった。そこで、3種は性別や成長段階により形態が異なるだけで、同種ではないかとの仮説を立てた。

検証のため、兵庫県沖でカニ底引き網漁船が採集した、コブフウセンウオが守っていた卵塊を10年秋から北大の臼尻水産実験所(北海道函館市)で約2年間飼育した。

その結果、雌のコンペイトウに成長する場合と、雄のコブフウセンウオになり、その後ナメフウセンウオに成長する場合があると判明した。DNAの解析も進め、成長した魚が3種に分類されてきた魚とそれぞれ同じであることを裏付けた。

阿部助教は「今後、学名の変更手続きを進めたい」と話している。〔共同〕

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