2019年9月17日(火)

パリ同時テロから1週間 市民集い、悲しみ新た

2015/11/21 11:03
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【パリ=共同】130人が死亡した金曜夜のパリ同時テロから1週間の20日夜、現場の劇場やカフェには多くの市民が集まり、花束やろうそくを供えて悲しみを新たにした。「あの夜から時間は止まったまま。前に進むためここに来た」。恐怖や怒りを抱えつつ、愛する人を失った現実と向き合おうとする市民たち。共和国広場では数千人が声を合わせ、国歌ラ・マルセイエーズが響いた。

コンサートを楽しんでいた約90人の命が奪われたバタクラン劇場の前。無職マイケル・ダマセンさん(21)と雑貨屋店員アメリ・トロンシュさん(25)は街路樹のそばでいくつものろうそくに火をともし、「ここで友達のルーシーが死んだ」と話した。

事件当日の13日、ダマセンさんはチケットをなくしたため劇場へ行けず、惨劇を免れた。テロの発生を知り「約2時間、ルーシーの携帯電話を鳴らし続けたが応答はなかった」という。

トロンシュさんは「この1週間で全てが変わった。寂しさ、怒り、恐怖が入り乱れ、今も現実だと思えない」と複雑な心境を明かす。仲間と祈ることで「私たちの結束を非道なテロリストに見せたかった」と話した。

10区にある別の現場の飲食店前では、事件発生時刻の午後9時半すぎ、犠牲者を追悼する市民らによる「バラ色の人生」の歌声が響いた。手をつないで結束を誓う人々。近所の会社員デルフィーネさん(47)は「みんなが傷ついた。それでも人生は続けていかなくてはならない」と力を込めた。

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