がん悪化のタンパク質特定 阪大、難治性の「肺」「膵臓」

2016/6/21 11:42
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 早期発見が困難で死亡率の高い肺がんと膵臓(すいぞう)がんを悪化させるタンパク質を特定したと、大阪大の菊池章教授(生化学)のチームが21日、米医学誌電子版に発表した。

 このタンパク質の働きを阻害する抗体を使い、がんの増殖を抑えることにもマウスで成功した。

 チームによると、これらのがんは確定診断時には既に進行し切除できない場合が多い難治性だが、新たな抗がん剤や、タンパク質を指標とした早期発見の診断薬の開発につながる可能性がある。

 チームは、がんを悪化させることが報告されているタンパク質「Dkk1」が、がん細胞の表面でタンパク質「CKAP4」と結合すると、がん細胞の増殖を促進することを突き止めた。関連病院の患者を調べた結果、両タンパク質が過剰に増えていた場合、死亡率や再発率が比較的高かった。

 CKAP4の働きを阻害する抗体を作り、両タンパク質が増えた状態のがん細胞を移植したマウスに投与すると、がんの増殖を抑えられた。〔共同〕

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