五輪ボート会場3案に絞る 「海の森」か宮城
埼玉は除外

2016/10/21 0:21
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2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー会場の見直しをめぐり、東京都の五輪調査チームは20日、候補地を「海の森水上競技場」(東京臨海部)と「長沼ボート場」(宮城県登米市)の2カ所に絞り込んだことを明らかにした。海の森水上競技場の施設については恒久施設と仮設の2案を挙げた。

埼玉県が誘致を表明していた彩湖(同県戸田市)は候補から除外する。

都の特別顧問で調査チーム統括役の上山信一・慶応大教授が都庁内で明らかにした。同チームは近く、整備費用や大会後の維持・管理費などの観点からメリット、デメリットをまとめ、小池百合子知事に提出。小池知事は月内に結論を出す。

調査チームは9月、海の森水上競技場など都が整備する3施設について、代替施設の利用を含む見直しを提言。海の森水上競技場の代替候補地としては長沼ボート場を挙げた。その後、埼玉県も彩湖への誘致を表明した。

上山氏は彩湖について、洪水対策などとして整備された調整池のため競技への転用が難しいと指摘。大会準備を急ぐ必要があることなどから、着工済みの海の森水上競技場や、現状でも五輪などに対応したコースを確保できる長沼ボート場の2カ所に絞って検討する考えを示した。海の森については、恒久施設とするものの現行で491億円の整備費を300億円前後まで圧縮する案と、より安い仮設施設として整備する案を挙げた。

これを受け、埼玉県の上田清司知事は20日、「調査チームが決定権を持っているわけではない。近々、彩湖の調査報告を大会組織委員会と都に届けたい」と述べた。

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