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「長崎の教会群」推薦決定 文化審、18年世界遺産候補

(更新)

文化審議会は25日、2018年の世界文化遺産登録を目指す候補として、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本)を選んだ。政府は国連教育科学文化機関(ユネスコ)に対して9月中に暫定版、17年2月1日までに正式な推薦書を提出する。

ユネスコの諮問機関による現地調査などを経て、18年夏の世界遺産委員会で審査される見通し。

教会群は現存する国内最古のキリスト教会の大浦天主堂(長崎市)や、禁教下に潜伏キリシタンが信仰を守った「天草の崎津集落」(熊本県天草市)など12件で構成。禁教下の信仰で育まれた独特の文化的伝統に顕著な普遍的な価値があるとしている。

政府は当初、教会群の今夏の世界遺産登録を目指して15年1月にユネスコに推薦していた。だがユネスコの諮問機関による「禁教の歴史に焦点を当てて推薦内容を見直すべきだ」との指摘を受け、今年2月に推薦取り下げを決定。地元自治体は14の構成資産を12に減らして再提案していた。

文化審議会終了後に記者会見した世界文化遺産・無形文化遺産部会の河野俊行部会長は教会群の推薦書について「諮問機関の指摘によく応えている」と評価した。一方、委員からは「短期間で書き直したので、未熟な部分の書き込みが必要だ」との意見も出たという。

世界文化遺産への推薦枠は各国年1件。他に「北海道・北東北を中心とした縄文遺跡群」(北海道、青森、岩手、秋田)、「金を中心とする佐渡鉱山の遺産群」(新潟)、「百舌鳥・古市古墳群」(大阪)の3件も18年の国内候補を目指していたが、文化庁の担当者によると同日の審議会では委員から「普遍的な価値の説明や証明が不十分」と指摘されたという。

17年の登録候補として政府は既に「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」(福岡)を推薦している。

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