2019年6月25日(火)

ベビーシッターに懲役26年判決 男児殺害「強固な殺意」

2016/7/20 23:57
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埼玉県富士見市のマンションで2014年、ベビーシッターとして預かった横浜市の男児(当時2)を窒息死させたとして、殺人罪などに問われた物袋(もって)勇治被告(28)の裁判員裁判で、横浜地裁は20日、懲役26年(求刑無期懲役)の判決を言い渡した。

片山隆夫裁判長は、司法解剖した医師の証言などから「体重100キロ超の被告が、強固な殺意をもって鼻や口を少なくとも3~5分間、手でふさいだ悪質な犯行」と認定。「殺人の動機は不明だが、男児にわいせつな行為をしており、強い非難に値する」と述べた。

その上で「殺人に計画性がなかったことなどを考慮すれば、無期懲役は重すぎる」と判断した。

一緒に預けられた当時0歳の弟に対する保護責任者遺棄致傷罪の成立も認め、兄弟や他の子供約20人の衣服を脱がせて撮影したとする児童買春・ポルノ禁止法違反の罪などについては「シッターの立場を悪用しており、陰湿」とした。

弁護側は、目を離した隙に男児が風呂で溺れた事故だったとして「殺害する動機は全くなく、業務上過失致死罪にとどまる」と主張していた。

判決によると、14年3月、自宅兼保育室として使っていたマンションの一室で男児を殺害した上、弟にミルクを与えず重度の低血糖症にさせるなどした。〔共同〕

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