元米兵捕虜に謝罪 三菱マテリアル、強制労働で

2015/7/20付
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【ロサンゼルス=共同】第2次大戦中、日本国内の銅山や鉱山などで米国人捕虜らに強制労働をさせたとして、三菱マテリアルの木村光常務執行役員、社外取締役の岡本行夫氏らが米ロサンゼルスで19日、元米兵捕虜でカリフォルニア州に住むジェームズ・マーフィー氏(94)らと面会し、謝罪の言葉を直接伝えた。

米兵捕虜による強制労働に対して、日本政府はこれまでに謝罪しているが、企業による元捕虜への公式な謝罪は初めてとみられる。

双方は人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」で面会、その後記者団の質疑に応じた。エイブラハム・クーパー副所長によると、木村氏らがマーフィー氏に謝罪の言葉を伝えて頭を下げ、マーフィー氏が受け入れると表明した。

木村氏によると、三菱マテリアルの前身である三菱鉱業が捕虜約900人を日本国内4カ所の鉱山に受け入れ、過酷な労働を強いた。木村氏は「事業を継承する会社として道義的な責任を感じている」と述べ、謝罪の表明は自社単独で決断したと説明した。

マーフィー氏は「歴史的な出来事を目の当たりにした。われわれ捕虜は70年間、この謝罪を待ちわびていた」と述べた。

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