2019年9月23日(月)

男児が電気柵に接触か 静岡・西伊豆の2人感電死

2015/7/20付
保存
共有
印刷
その他

静岡県西伊豆町で獣害対策の電気柵付近で7人が感電し、うち男性2人が死亡した事故で、川遊び中に倒れた小学生の男児が左手に重いやけどを負っていたことが20日、下田署への取材で分かった。同署はこの男児が電気柵に触れ、助けようとした人たちが感電したとみて調べている。

電気柵の電源が近くの農機具小屋にある家庭用コンセント(電圧100ボルト)だったことも判明。変圧器は接続されていたが、下田署は安全対策に不備があった可能性もあるとみて捜査。今後、業務上過失致死傷容疑での立件も検討する。

静岡県によると、30ボルト以上の電源を使用する電気柵を人が容易に立ち入る場所に設ける場合、漏電遮断器を設置するよう義務付けられている。事故後に現場に入った人が「水の中で、ピリピリした」と話し、柵の一部が壊れて電線が水に漬かった状態だったことから、事故時も漏電していたとみられる。

経済産業省は20日、事故状況調査のため職員2人を現地に派遣。下田署も20日に現場を実況見分したが、詳しく調べるため21日に現場検証する。

下田署によると、死亡した2人は、川崎市宮前区の尾崎匡友さん(42)と神奈川県逗子市の岩村知広さん(47)。21日以降、司法解剖して死因を調べる。

また、岩村さんの妻、貴子さん(42)が重傷、長男の小学生、海青君(8)が左手に重いやけどを負った。尾崎さんの妻、由香さん(43)と長男の小学生、来空君(8)、西伊豆町の山本澄江さん(75)は軽いけが。

事故は19日午後4時25分ごろに発生。尾崎さんと来空君、海青君の3人が川遊びをしていた際に悲鳴を上げて倒れ、由香さんと岩村さん夫婦、山本さんが助けようとして川に入って感電した。

電気柵は川岸にあるアジサイの花壇をシカから守るために近隣の男性が設置。尾崎由香さんと山本さんは、この男性の親族。岩村さんは尾崎さんの友人で、一緒に西伊豆町を訪れていた。〔共同〕

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。