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「危険感度・予知に問題」 原子力機構理事長が陳謝

日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長は19日、東京都内で記者会見し、大洗研究開発センター(茨城県大洗町)の被曝(ひばく)事故について「危険への感度、予知に問題があった」と陳謝した。そのうえで「組織や職員の意識を変えていきたい」と語った。責任を取って辞任するかを問われると「現時点では考えてない」と否定した。

原子力機構は同日、原子炉等規制法に基づいて、原因調査などを原子力規制委員会に提出した。放射性物質が外部へ漏れるのを防ぐため、事故現場での調査が進んでいない。このため、事故原因については「調査中」としたままで、内容は現状報告にとどまっている。

規制委は今後、報告内容について詳細に検証するとともに、調査が進んだ段階で改めて法令報告を求める方針だ。

また、児玉氏は19日、茨城県庁(水戸市)で同県の橋本昌知事と面会。「地元の皆様方に多大なご迷惑とご心配をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。児玉氏が橋本氏を訪問するのは事故後初めて。橋本氏は作業の安全管理体制や再発防止策の検討について、23日までに報告するよう機構に求めている。

謝罪を受け、橋本氏は「事故が積み重なっており、どうなっちゃっているの、という思いだ」と発言。機構が同日、原子力規制委員会に提出した法令報告についても「全然、原因究明の段階に来ていない」と不満を示した。

児玉氏は橋本氏との面会後、記者団に「今まで安全であっても今日の安全を保証するものではないという意識改革が必要だ」と述べ、組織全体の危機管理を徹底する姿勢も示した。

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