九大チーム、脊髄再生促す手法開発 たんぱく質注射

2017/6/20 0:00
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 九州大学の岡田誠司准教授らのチームは、傷ついた脊髄の再生を促す手法を開発した。損傷部に特殊なたんぱく質を注射して神経回路を修復するもので、実験ではマウスの運動機能が改善した。iPS細胞の再生医療と併用すると治療効果の向上が見込めるという。成果は米医学誌ネイチャーメディシン電子版に発表した。

 哺乳類の脳や脊髄の神経はいったん損傷すると、損傷部にかさぶたのような物体ができて再生を妨げるため、ほとんど元に戻らないことが知られている。岡田准教授らは物体が作られる仕組みを調べ、ある種のたんぱく質を投与すると物体は作られなくなることを解明した。

 岡田准教授らはマウスの脊髄を壊し、7日後、損傷部にたんぱく質を3回注射。注射しないマウスは足を引きずったが、注射したマウスは引きずらず、神経の再生効果が確認された。

 iPS細胞による急性期の脊髄損傷の治療を目指す臨床研究が2018年にも始まる予定だが、この新手法を併用すると、慢性期の患者も治療できる可能性が高まるという。

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