2019年9月20日(金)

手塚治虫さんのポスター絵発見 春団治さんの遺品から

2016/12/19 21:21
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漫画家、手塚治虫さん(1928~89年)が学生時代に描いた興行ポスター用のイラストが、19日までに大阪市内で発見された。今年1月に死去した上方落語家の三代目桂春団治さんの遺品を整理中に本棚から見つかり、遺族らが公開した。

三代目春団治さんの父、二代目春団治(53年死去)の巡業ポスター用の原画を、二代目に贈るため描き直した計9枚(縦約14センチ、横約20センチ)で、ポスターとほぼ同じ図柄。筆とペンで描いている。

出し物の芝居「明烏夢の泡雪」の粗筋を紹介する7枚と、落語「宿替え」の場面、余興の二人羽織の各1枚。「明烏」に登場する遊女の見習いの少女は、役を演じた二代目に似せているという。

終戦直後の45~46年の作とみられ、手塚さんが大阪大付属医学専門部に入学し、46年1月に4こま漫画でデビューした前後に当たる。手塚さんの自伝などにも経緯が記されている。

手塚作品を研究している竹内オサム同志社大教授は「自分なりの画風を模索していた時期。不安定さもあるが、人物の形のデフォルメがきいている」と話す。

二代目春団治の妻、河本寿栄さん(90)は「画料を渡した際、手塚さんが『絵を描いてお金をもらうのは初めて』と話していた」と懐かしんだ。

見つかったイラストは来年4月22、23日、大阪府の池田市民文化会館で一般公開される。〔共同〕

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