脳梗塞発症リスク、遺伝子変異で予測 岩手医大 - 日本経済新聞
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脳梗塞発症リスク、遺伝子変異で予測 岩手医大

岩手医大は20日までに、一人一人のゲノム(全遺伝情報)を調べ、遺伝子の塩基配列の個人による変異の違いによって、脳梗塞を発症する危険性を予測する手法を開発したと発表した。危険性の高い配列の人は、低い人に比べ2倍程度発症しやすいという。

清水厚志特命教授は「一人一人が発症リスクを知った上で生活習慣も改善すれば、体質に合った脳梗塞の予防につながる」と話している。

チームは脳梗塞の患者約1万3千人と、健康な人約2万6千人のゲノムを解析。配列が一つだけ違い「多型」と呼ばれる変異を1人ごとに約36万カ所調べ、発症のしやすさを予測する手法を開発した。

別の患者千人以上のデータなどで確認したところ、危険性が高い人が発症する危険性は、低い人の1.8~2倍という結果となった。血圧が高い人は発症しやすいことが知られているが、遺伝子の配列も危険性が高ければ、さらに発症しやすくなるという。

チームは、さらに精度を高める研究を進める計画。この解析法はがんや生活習慣病、うつ病などの予測にも応用できるとしている。〔共同〕

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