福島第1原発3号機、損傷激しく 水中ロボ調査で確認

2017/7/19 23:29
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東京電力は19日、福島第1原子力発電所3号機の原子炉格納容器内部を水中ロボットで調査し、構造物などの損傷状況を確認した。原子炉圧力容器の真下にあった作業用の足場は見当たらないなど、1~2月に調査した2号機より損傷が激しいとの認識を示した。炉心溶融(メルトダウン)した際に一緒に脱落した可能性が高いとみて分析を進める。

この日の調査では溶け落ちた核燃料は見つからなかった。東電は調査結果を分析したうえで、21日にさらに深く潜航させて容器底部に溶融燃料があるかどうかを調べる。

3号機の格納容器には、原子炉の冷却に使った水が深さ6メートルほどたまっている。調査は19日午前6時半ごろから、全長約30センチのロボットを投入して始めた。ケーブルで遠隔操作しながら、炉心を撮影できる場所まで移動し、周辺の様子を撮影した。

金属製の足場だけでなく、制御棒といった原子炉圧力容器の周辺にあるはずの機器や部品なども見当たらなかった。これまでの解析で、3号機は核燃料の一部が格納容器下部まで溶け落ちたと推定されている。木元崇宏・原子力立地本部長代理は記者会見で「解析通りの損傷状況だろう」と話した。

東電は今年初め、1、2号機の格納容器内に今回とは違うタイプのロボットを投入したが、溶融燃料に関する有力な手がかりは得られていない。

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