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福島第1原発、「核燃料ほぼ全て溶融」 東電が1号機透視

東京電力は19日、福島第1原子力発電所1号機の原子炉内部を、宇宙から地球に降り注ぐ宇宙線の「ミュー粒子」を利用して透視した結果、圧力容器の本来あるべき場所に核燃料が確認できなかったと発表した。核燃料は本来4メートル強の長さがあるが、1メートルを超える塊は見つからず、東電は「ほぼ全ての燃料が溶け落ちていると理解していい」と説明した。

福島第1原発では東日本大震災に伴う事故で、1~3号機が炉心溶融(メルトダウン)を起こした。1号機の核燃料はほとんどが溶け落ちたとされており、今回の調査で初めて裏付けられた。溶けた核燃料は圧力容器の底から格納容器に漏れ出たとみられている。

ミュー粒子は原子炉を通り抜け、ウランなどに当たると吸収されたり向きが変わったりするため、この性質を利用するとレントゲンのように物体を写すことができる。

高エネルギー加速器研究機構と国際廃炉研究開発機構が、この技術を使って1号機の原子炉内部を透視した結果、格納容器や圧力容器は見えたが、燃料があった場所には何も写っていなかった。

1号機の格納容器の底に落ちたとみられる核燃料は、4月以降にロボットを建屋に入れて詳しく調べる。2号機でもミュー粒子による透視作業を進めていく予定だ。

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