2019年8月22日(木)

芥川賞に沼田真佑氏、直木賞に佐藤正午氏

2017/7/19 19:37
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第157回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が19日、東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞は沼田真佑氏(38)の「影裏(えいり)」(「文学界」5月号)に、直木賞は佐藤正午氏(61)の「月の満ち欠け」(岩波書店)に決まった。8月下旬に都内で贈呈式が開かれ、受賞者には正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

「影裏(えいり)」の芥川賞受賞が決まり、記者会見する沼田真佑氏(19日午後、東京都千代田区)

「影裏(えいり)」の芥川賞受賞が決まり、記者会見する沼田真佑氏(19日午後、東京都千代田区)

沼田氏は北海道小樽市生まれ。今年5月に「影裏」で文学界新人賞。芥川賞は初の候補での受賞となった。

受賞作は、首都圏から盛岡市に転勤してきた主人公の男性と、釣り仲間でもある同僚との交流を描く。同性愛や東日本大震災などのテーマを織り込みながら、人間が隠し持った複雑でとらえがたい内面に迫っている。

佐藤氏は長崎県佐世保市生まれ。北海道大中退。1983年に「永遠の1/2」ですばる文学賞を受賞しデビュー。手の込んだミステリー仕立てで人間の数奇な運命を描く作風が高く評価されてきた。2015年に「鳩の撃退法」で山田風太郎賞。直木賞は初の候補での受賞となった。

「月の満ち欠け」は生まれ変わりを繰り返す女性と、彼女と関わる家族や恋人の人生模様を描く長編小説。ありえない話に説得力を持たせる巧みな語り口で、奇想天外な愛の物語を描きだした。

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