増えるチケット詐欺 SNSで譲渡もちかけ

2017/7/20 12:23
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人気コンサートのチケットは、転売サイトの普及を受けて価格が高騰している。チケット譲渡をうたう詐欺はこうした状況につけ込み、ファン心理を巧みに突く形で広がっている。

「チケット譲ります」。相模原市の無職少女(18)は昨年11月、人気グループ「嵐」のコンサートチケットを譲るとツイッターに嘘を書き込んだ。東京都内の女子大学生(19)が返信すると「他の人にも連絡していますが、あなたに譲ります」と"早い者勝ち"を示唆。現金約2万6千円を口座に振り込ませた。

チケットが届かず詐欺と気付いた大学生が警視庁に相談し、少女は今年5月に詐欺容疑で逮捕された。調べに「自分も2年前に同じ手口で2万円をだまし取られ、相手に『だまされる方が悪い』と言われた」と供述。ほかに6人から計約11万円を詐取したと認めた。

転売サイトの普及でチケットの個人間の売買が容易になった。人気が過熱して額面の10倍を超す数十万円の値が付くチケットもあり、人気公演は若いファンの手が届きにくくなっているという。

警視庁幹部は「高額チケットを手ごろな価格で譲ると持ちかけられれば飛びついてしまう人は多い」と指摘。「SNSに書き込むだけで買い手が見つかるため、詐欺がしやすくなっている」と警戒を強めている。

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