2019年6月18日(火)

福島原発、労災認定2例目 白血病の50代男性

2016/8/19 21:07
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厚生労働省は19日、東京電力福島第1原子力発電所事故の収束作業に従事した後、白血病を発症した50代男性について「業務での被曝(ひばく)が白血病の原因といえる」として労災認定したと発表した。同原発の事故後の作業をめぐり、白血病を含むがんが労災と認められたのは2例目。

厚労省によると、男性は2011年4月~15年1月の3年9カ月間、がれきの撤去や汚染水の処理に使う機械の修理業務をしていた。作業時には防護服や全面マスクなどを着けていたという。累積被曝量は54.4ミリシーベルトだった。15年1月に白血病を発症し、現在は通院治療を続けている。

厚労省は18日の専門家検討会で、国の認定基準に照らして労災に当たると判断。19日に福島労働基準監督署(福島市)が労災認定した。男性には医療費が支給される。

同省によると、福島第1原発での作業後に被曝と関連する疾病を発症したとする労災申請は今回を含め11件。うち不支給が3件、調査中が5件、取り下げが1件。

放射線被曝による白血病の労災認定基準は「被曝量が年5ミリシーベルト以上」で、かつ「被曝開始から1年を超えてから発症し、ウイルス感染など他の要因がない」とされている。

福島事故以外の原発労働者では、これまで白血病や悪性リンパ腫などになった計13人が労災認定されている。

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