2019年2月24日(日)

願いかない遺体を冷凍保存 がんで死亡の英少女

2016/11/19 22:21
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【ロンドン=共同】治療困難ながんを患い死去した英国の少女(14)の遺体が、生前の希望通り冷凍保存された。父に反対されていたが、将来の治療の可能性を信じ、自ら起こした裁判で認められた。BBC放送などが18日報じた。

英紙によると、これまで世界で約350人の遺体が冷凍保存されているが、訴訟に至ったケースは異例。遺体の保存費用は推定3万7000ポンド(約500万円)という。

少女は死去数カ月前に遺体の冷凍保存についてインターネットで知り、両親に提案。父が反対したため、理解を示す母に遺体の扱いの決定権があるとして9月にロンドンの高等法院に提訴した。

裁判官に宛てた手紙に「死にたくないけれど、もうすぐ死ぬのは分かっている。数百年かかるかもしれないが冷凍保存されれば治療のチャンスがある」と記していた。

高等法院は10月に主張を認める判断を出し、その後死去した少女の遺体は米国で冷凍された。

高等法院は冷凍保存の是非ではなく家族の論争として審理したと説明する一方、この裁判は「科学が法に突き付ける新たな問題」だとも指摘。遺体の冷凍保存の是非については、医療専門家が「生き返るという考えには科学的根拠がない」と批判するなど論争が続いている。

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