新名神の橋桁落下事故、東の支柱傾きが主因 有識者委

2016/6/19 22:24
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神戸市で4月、新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下した事故で、西日本高速道路が設置した有識者の技術検討委員会(委員長・山口栄輝九州工業大副学長)は19日、報告をまとめた。

橋桁が落下した新名神高速道路の建設現場(4月、神戸市北区)

橋桁が落下した新名神高速道路の建設現場(4月、神戸市北区)

事故前、橋桁の東側にあった設備の支柱が、地面へ不均等に沈み込む「不等沈下」と呼ばれる現象の影響で、18.5センチ西側に傾いていたのが主な原因との見解を示した。

検討委は、支柱の沈み込みが均等にならなかったのは付近の地盤の影響とした。その上で、東側の支柱の傾きによって橋桁を西側に押し出す力が働き、橋桁の西側が落下する事故が起きたと結論付けた。

工事を請け負っていた横河ブリッジは事故当日の4月22日午前、支柱の傾きを把握したが、工事には影響がないと判断し続行した。事故では長さ約120メートルの橋桁の西側が落下し、作業員10人が死傷した。兵庫県警が業務上過失致死傷容疑で捜査している。〔共同〕

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