ティラノサウルス「トリケラトプスに近い」 分類に新説

2017/4/19 11:47
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ティラノサウルスのような二足歩行する肉食恐竜は、首の長い巨大草食恐竜と同じグループに属するという従来の分類よりも、むしろ角を持ったトリケラトプスの仲間に近いとの新説を、英ケンブリッジ大などのチームが19日までに英科学誌ネイチャーに発表した。

現在の分類では、恐竜は鳥に似た骨盤を持つ「鳥盤類」とトカゲに似た骨盤を持つ「竜盤類」に大きく分けられる。

ティラノの仲間である獣脚類は鳥の起源と考えられているものの、これまでディプロドクスなど首の長い巨大草食恐竜が属する竜盤類に分類されてきた。新説ではティラノはトリケラトプスやステゴサウルスなどの鳥盤類と近縁となる。

チームは、三畳紀中期(2億4700万年前)からジュラ紀前期(1億7400万年前)までの恐竜や近縁の爬虫(はちゅう)類の形態や骨格など多くのデータを分析。上顎や肩甲骨など21カ所の固有の特徴から、ティラノの仲間と鳥盤類は同じグループになると結論づけた。

さらに歯のデータの解析などから、初期の恐竜は雑食だった可能性が高いことが判明した。これまで、初期の恐竜は肉食と考えられてきた。

真鍋真・国立科学博物館ディレクター(古脊椎動物学)は「新たな仮説が支持を得られれば、今の分類法が提唱された1887年以来の大きな変更をもたらすことになる」としている。〔共同〕

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