地下鉄サリン事件「風化させぬ」 22年を前に集会

2017/3/19 23:44
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13人が死亡、6千人以上が重軽症を負った1995年3月20日の地下鉄サリン事件から22年となるのを前に、被害者の会などが19日、東京都内で集会を開いた。被害者の会代表世話人で、事件で夫を亡くした高橋シズヱさん(70)は「風化させないため、事件のことをもう一度考えてもらいたい」と約170人の参加者に訴えた。

元関東公安調査局長で、昨年定年退職した遠藤正博さんは講演で「アレフ」と「ひかりの輪」に分裂した教団の現状を報告。アレフは、信者に松本智津夫死刑囚(麻原彰晃、62)の説法ビデオを見せ、事件当時と同様の修行をしていると指摘した。

上祐史浩代表(54)が率いるひかりの輪も「『思想哲学を学ぶ』などを掲げるが、実際には麻原の教えを基盤としている」とし、両団体には警戒が必要だと述べた。

被害者の治療に当たった聖路加国際病院副院長の石松伸一さんを高橋さんがインタビューした映像も上映。石松さんは、厳しい状況だった当時の緊急対応を振り返った上で「長い間、被害者、家族が苦しんでいることを知ってほしい」と話した。

20日は、東京メトロ霞ケ関駅など死傷者が出た都内6駅に、慰霊のための献花台が設けられる。〔共同〕

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