築地魚河岸が船出 にぎわい拠点に

2016/11/19 12:07 (2016/11/19 12:27更新)
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東京都中央区は19日、築地市場に隣接する商店街「場外市場」に、生鮮品の物販店などを集積した「築地魚河岸(うおがし)」を開業した。築地市場が豊洲市場(江東区)に移転した後も地域のにぎわいを維持するための施設だが、移転は1年以上延期に。先行きが見えない中でのスタートとなった。

プレオープンした場外市場の新施設「築地魚河岸」(19日午前、東京都中央区)

「築地魚河岸」には、鮮魚や水産加工品、青果の販売店など約60店舗が入居する。築地市場の仲卸が営業する店も多い。この日は正午から開業式典が開かれ、矢田美英区長が「世界有数の食文化の名所にしたい」とあいさつした。

傘を差した多くの客らが足を運び、よく築地を訪れるという同区内の男性(45)は「市場本体と遜色がない。清潔で入りやすい」と、買い物を楽しんでいた。

「場外市場」は総菜店、飲食店が多く、生鮮品を扱う築地市場と補完関係にあり、外国人観光客の人気も高い。築地市場の移転で近くで生鮮品を扱う店が少なくなることから、「築地魚河岸」を開設することにした。

当初10月15日に開業する予定だったが、東京都の小池百合子知事が同市場の移転延期を決定したため、営業開始を見合わせていた。知事は11月18日、同市場の移転が早くても2017年冬から18年春になるとの見通しを示し、「理論的には築地市場が残る可能性はゼロではない」と話している。

中央区は「築地魚河岸」の正式な開業は築地市場移転後としており、19日は「プレオープン」と位置づけている。

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