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マンボウが絶滅危惧種に レッドリスト最新版

国際自然保護連合(IUCN)は19日、水族館で人気の魚マンボウが混獲などによって数が減っているとして、新たに絶滅危惧種に加えた絶滅危惧種リスト(レッドリスト)の最新版を発表した。日本固有の淡水魚でアユに似たドジョウの一種アユモドキも新たに絶滅危惧種の3ランクの中で最も絶滅の危険度が高い種に指定された。

絶滅危惧種に指定されたマンボウ=共同

マンボウは最大で体長3メートル超、体重2トン超になる大型の魚で、円盤のような体形と大きなヒレが特徴。日本沿岸を含め世界の海に分布する。IUCNはトロール漁やはえ縄漁などで混獲されるケースが各地で多発しており、個体数が世界的に減っている可能性が高いとして、3ランクの一番下の「絶滅の危険が増大している種」とした。

マンボウは日本でも岩手、宮城、千葉各県など太平洋岸を中心に漁獲報告がある。近年は北海道の定置網に多数がかかり話題になった。レッドリストに掲載されても直ちに漁業や水族館の捕獲規制につながらないが、混獲削減対策などを求める声が高まりそうだ。

アユモドキについては数少ない生息地の一つである京都府亀岡市で球技スタジアムの建設工事が近く始まることが存続への脅威になると指摘し、「ごく近い将来、絶滅の危険性が極めて高い」とした。今後、建設計画に国内外からの批判が高まる可能性がある。

このほか奄美大島(鹿児島県)のアマミイシカワガエル、沖縄県北部にすむヤンバルテナガコガネなどが新たに絶滅危惧種とされた。

最新のリストで評価された種は7万9837種で、約3割に当たる2万3250種が絶滅危惧種。IUCNはホッキョクグマのように地球温暖化の影響で絶滅の危険が高まる種が多いとし、温暖化対策の重要性を指摘した。〔共同〕

▼レッドリスト 生物に絶滅のおそれがどれだけあるのかを評価して分類した基礎資料で、自然保護政策に役立てるのが目的。世界の科学者らで組織する国際自然保護連合(IUCN)のリストが最も権威があるとされる。IUCNのリストは絶滅危惧種を危険度に応じて3つのランクに分類しているほか、既に絶滅した種や絶滅の心配が低い種、現状のままでは近い将来に絶滅危惧種になりかねない種なども掲載している。〔共同〕

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