2018年12月19日(水)

太陽系外の惑星の名前、初めて一般公募

2014/8/19付
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天体の名称を決めるパリの国際天文学連合(IAU)が、太陽系の外で多数見つかっている「太陽系外惑星」の名前を一般から公募することを決めた。寄せられた名前に対しインターネットで世界中の人に投票してもらい、人気の高い名前に決める。

数十個の惑星が対象になる見込みで、来夏に命名される予定。惑星の名前を公募で決めるのは史上初めてだ。手続きは9月にも、IAUのホームページ(英語)で公表される。

太陽系の外では近年、地球に似た惑星や、生命が存在できるとみられる惑星が見つかっているが、ほとんどはアルファベットと数字を組み合わせた名前。IAUは一般からの関心の高まりに応えようと、会長を務める海部宣男国立天文台名誉教授らがより親しみやすい名前の公募を決めた。

応募できるのは中学、高校の天文部や各地の天文クラブのほか、プラネタリウムや科学館などの団体で、ネットでIAUに団体を登録する。

IAUは、2008年までに見つかり詳しく調べられている305個の惑星を命名の対象に想定。今後精査し、惑星と中心の恒星からなる20~30個の惑星系に絞る。

名前の条件はアルファベット16字以内の1つの単語。日本語でも構わない。存命中の人物やペットの名前は対象外で、政治や軍事、宗教活動に関連する人や場所の名前も認めない。

最終選考の結果は、来年8月に米国で開かれるIAU総会で発表される。海部氏は「関心のある人なら誰でも投票できる。星に名前を付けたい人は、ぜひ同好会などに相談してほしい」と話している。〔共同〕

 ▼太陽系外惑星 太陽系の外にある恒星を回る惑星。存在は予想されていたが長らく発見されず、観測技術が向上した1995年に初めて見つかった。観測例はその後に急増し、米航空宇宙局(NASA)によると1700個以上発見された。太陽系外惑星の探査を目的にしたNASAのケプラー宇宙望遠鏡は、惑星の可能性がある候補天体を4千個以上見つけ、精査している。当初は公転周期が数日のものや極端な楕円軌道など太陽系とは異なる姿の惑星系が多かったが、近年は地球の数倍ほどの大きさの「地球型惑星」も見つかった。

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