絵本「せいめいのれきし」、半世紀ぶり改訂

2015/8/31付
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1962年に出版された、地球の始まりから生き物の進化を分かりやすく描いたロングセラー絵本「せいめいのれきし」(バージニア・リー・バートン文・絵)が、半世紀ぶりに改訂され、岩波書店から発売された。

2006年に準惑星に格下げとなった冥王星を惑星から外すなど現在の科学的知見が反映されている。監修した真鍋真・国立科学博物館生命進化史研究グループ長は「三葉虫の時代から今の私たちの暮らしまでつながりを感じさせてくれる貴重な本で、老若男女問わずお薦めしたい」と話している。

生き物の進化を5幕に分け、古生代の生物や、恐竜、哺乳類などの進化、人間の生活を紹介。今回の改訂では冥王星を惑星から外したほか、恐竜絶滅の原因が隕石(いんせき)衝突であったとの記述を追加した。さらに、恐竜の一部が鳥に進化したことも盛り込み、生き物の表記は現在の読み方に修正した。

一方、ティラノサウルスは現在、しっぽを伸ばして走っていたことが分かっているが、「バートンさんの絵の魅力を大事にしたい」としっぽを引きずっている絵を変更しなかった。

原書は米国で出版され、日本では児童文学作家の石井桃子さんの訳で64年に刊行された。09年の米国の改訂版を基に、今回の日本語改訂版を作成した。税別1700円。〔共同〕

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