2019年1月24日(木)

ウイルスで脳腫瘍治療 東大が臨床試験、遺伝子改変し患部注射

2014/12/19付
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■ウイルスで脳腫瘍治療、東大医科研が臨床試験 東京大医科学研究所の藤堂具紀教授らは19日までに、ウイルスを使った脳腫瘍の新しい治療法の臨床試験(治験)を始めたと発表した。ヘルペスウイルスの遺伝子を改変してがん細胞だけを破壊するようにし、患部に注射する。

これまでの研究で安全性が確認できたため、30人の患者を対象にした「医師主導治験」で効果を調べる。製薬企業の協力を得て3年程度で新薬の承認取得を目指す。

新しい方法は「ウイルス療法」と呼び、単純ヘルペスウイルスの3つの遺伝子を改変して使う。ウイルスはがん細胞だけで増殖するようになり、増える際にがん細胞を破壊する。同時にがんに対する免疫機能も高める。

治験は国内で年間約2000人が発症する膠芽腫(こうがしゅ)という脳腫瘍が対象。放射線や抗がん剤の治療を受けても、がんが残ったり再発したりした患者を東大医科研付属病院で治療する。

膠芽腫は脳腫瘍の中でもっとも悪性で、平均余命は診断から1年程度と短い。ウイルス療法の治験は米欧でも進むが、藤堂教授らは独自の遺伝子改変により治療効果をさらに高めたという。

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