2019年1月22日(火)

医師自殺はパワハラ、1億円の賠償命令 兵庫の病院

2015/3/19付
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兵庫県養父市の公立八鹿病院の男性勤務医(当時34)が自殺したのは、長時間労働と上司の医師のパワーハラスメントが原因だとして、鳥取県に住む両親が病院側に約1億8千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁松江支部は18日、運営する病院組合に約1億円の支払いを命じた。医師への請求は棄却した。

組合と医師2人に計約8千万円の支払いを命じた昨年5月の一審の鳥取地裁米子支部判決を変更した。

塚本伊平裁判長は「うつ病の原因となる長時間労働を強いられた上に、上司の医師によるパワハラを継続的に受けていた」と指摘。パワハラは注意や指導の範囲を超えた違法行為だとした上で「組合は時間外勤務の把握が不十分。パワハラを認識しながら対策を取っていなかった」と判断し、安全配慮義務違反を認めた。医師は地方公務員のため、個人的に賠償責任を負わないと判断した。

判決によると、男性医師は2007年10月から整形外科医として勤務したが、うつ病となり、同年12月に自殺。時間外労働は週平均40~50時間に上った。上司は「給料分の仕事をしていないことを両親に連絡しよう」といった暴言を吐いたり、患者の前で頭をたたいたりした。

〔共同〕

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