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北方領土、豆記者がつづる 2年かけ取材、文集発行

北海道函館市の小学生による「豆記者」が約40年にわたり、北方領土問題への取材を続けている。毎年、2年間の活動後に記事を執筆して文集を発行しており「島に近づけない不自由さに胸が痛くなった」などと、解決には程遠い現状への思いをつづっている。

8月4日、根室市の納沙布岬を訪れた豆記者たちは、海を挟んでわずか約3.7キロの歯舞群島・貝殻島を眺め、岬にある展示資料館「北方館」を取材した。小学5年の小林由尭君(11)は「双眼鏡で見ると島がくっきり映って驚いた。元島民が自由に古里に帰れないのはかわいそう」と話した。

主催の「函館豆記者交歓会」は1976年に発足。沖縄県で先に結成された同様の会が、子供たちの交流を目的に各地に豆記者を派遣しており、函館市がその受け入れを始めたことがきっかけだ。函館ではこれまでに延べ約1600人が参加。北方領土の返還運動を応援しようと、沖縄の豆記者も根室市を毎年訪れている。

函館の豆記者は5年生の12月に沖縄県を訪れ、沖縄戦について学ぶほか、県知事らと米軍基地問題などについて意見交換する。6年生の夏には東京で首相や沖縄北方担当相に取材している。2年間の活動を終えると、新聞記事や感想文にまとめ、文集を発行する。

交歓会によると、子供が豆記者を経験し、家庭で一緒に調べるうち、親子で勉強になったという保護者たちがボランティアで働き、長年の活動を支えているという。

若山直会長(72)は「答えありきではないから、新聞に優劣はつけない。質問を考える過程で、自主的に学ぶ姿勢を身につけてほしい」と若い世代に期待を込める。〔共同〕

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