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大量絶滅 海の酸欠が一因 2億5000万年前、東北大調査

約2億5200万年前(ペルム紀末)、約95%の種がいなくなった史上最大とされる生物の大量絶滅は、地球規模で土壌が海に流出し、海洋が酸素不足に陥ったことが一因だとする研究結果を東北大のグループが18日、発表した。

この時代の絶滅は、火山の巨大噴火や、二酸化炭素(CO2)増加に伴う地球温暖化が原因と考えられてきた。グループはこうした要因に加え、栄養豊富な土壌が海に流出して赤潮のようにプランクトンが大量発生し、酸素不足となって節足動物の三葉虫や石灰質の殻を持つ有孔虫の仲間など海洋生物の絶滅を引き起こしたとみている。

グループは京都府と宮崎県、イタリア、中国のペルム紀末の地層から岩石を採取し分析。いずれの場所でも、当時海だった位置に陸上植物由来の有機物を見つけた。その範囲は海岸から数百キロ、水深300メートルほどに達し、陸から海に大量の土壌が流出した証拠だとしている。

土壌の大量流出は、大規模な火山噴火がきっかけと推定。火山の噴出物で太陽光が遮断されて気候変動が起き、陸上の植物が枯れたため土壌を保持できなくなったとみている。

海保邦夫教授(有機地球化学)は「約6600万年前(白亜紀末)の恐竜の絶滅は、隕石(いんせき)衝突による寒冷化が原因だと知られている。ペルム紀末も火山を原因とした気候変動が起こり、絶滅につながったのではないか」と話している。〔共同〕

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