東京都心で積雪6センチ、通勤直撃 交通機関大幅乱れ

2016/1/18 11:02 (2016/1/18 13:30更新)
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低気圧が急速に発達しながら本州の南岸を進み、東日本と北日本の太平洋側で18日、雪が降った。関東平野部でも積雪し、東京都心は早朝に6センチを観測した。雪の影響で交通機関が大幅に乱れ、週明けの通勤や通学の足を直撃し、関東甲信では転倒や事故で110人近くがけがをした。気象庁は19日にかけて北日本を中心に大雪や猛吹雪への警戒を求めている。

雪の影響で運転が一時、見合わせとなり通勤客でごった返す京王線調布駅のホーム(18日午前、東京都調布市)

東海道新幹線は始発から一部区間で速度を落として運転した。JRの中央線や東海道線などのほか、首都圏の私鉄でも運転の見合わせや遅れが出た。空の便は日本航空と全日空が羽田空港の発着便など計149便の欠航を決め、高速道路は中央自動車道や関越自動車道などの一部区間で通行止めになった。

首都圏を中心に転倒や車のスリップ事故などによるけが人が相次いだ。東京都内で40人以上、埼玉県で30人以上、群馬県で13人、神奈川県で10人、栃木県で9人、茨城、千葉、山梨の各県で数人がけがをした。

東京都杉並区では軽乗用車が横転し、運転の60代男性が右腕の骨を折る重傷。茨城県筑西市でも乗用車がスリップして対向のトラックに衝突し、乗用車の男性(22)が頭にけがをした。東京都八王子市では30代男性が転んで腰を打撲。山梨県笛吹市ではごみを捨てようと外出した男性(61)が転倒して頭を打った。

通勤通学の時間帯に列車のダイヤが大幅に乱れ、ホームの混乱を避けようと改札で入場制限をしたため、多くの駅が通勤客らでごった返した。

JR新宿駅の南口改札付近は勤務先や通学先に連絡を入れたり、係員に運行状況を問い合わせたりする人であふれた。さいたま市の大学1年、片山浩輔さん(18)は「いつもは40分で着くのに1時間半もかかった」とぐったり。練馬区の会社員、加藤博之さん(41)は「長野県に出張する予定だったが、特急が動かないのであきらめるしかない」とため息をついた。

JR東京駅では遅れを取り戻そうと小走りで会社に急ぐ人も。神奈川県の会社員の男性(19)は「8時40分からの朝礼がもう始まってしまった」と焦り気味。出張で茨城県に向かう津市の会社顧問の男性(72)は「それほどの大雪ではないと思うが、すごい混乱ぶりだ」と驚いていた。

東京都教育庁によると、18日午前8時半時点で、雪の影響で都内の公立小中高などの56校が休校し、261校が始業時間を繰り下げた。この日閉園を決めた日野市の多摩動物公園の担当者は「今回の雪は湿っていて重く、倒木もあったので、入園者の安全を優先した」と話した。

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