2019年1月17日(木)

「治せると証明したい」 ALS患者が啓発CMを企画

2015/6/18付
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神経が侵されて全身が動かなくなる難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を広く理解してもらおうと、患者で広告プランナーの藤田正裕さん(35)=東京都=が自ら企画、出演した日本初のALS啓発コマーシャルが完成した。ALSは有効な治療法がなく、人工呼吸器を付け、車いすで生活する藤田さんの「治せる病気と証明したい」との思いを込めた。

昨年、氷水をかぶって患者を支援するアイス・バケツ・チャレンジが世界的に流行したが、病気への社会の理解がまだ不十分と感じて企画した。藤田さんが設立した患者支援団体「END ALS」が制作し「世界ALSデー」の21日から映画館などで流される。

賛同した友人でアーティストのAIさんも出演。目の動きを追ってパソコン画面に文字を書くシステムで藤田さんがつづった「日本で一日でも早く治験を試せるように」などのメッセージを読み上げる。

藤田さんは5年前にALSと診断され、ほどなく全身が動かなくなった。呼吸確保のための気管切開で声も失ったが、現在も週1回は車いすで広告会社に出社している。「病気への理解が進めば、世界中の医療関係者から最先端の情報が共有される。ほかの難病解決にもつながるかもしれない」と期待している。

街角の大型画面などでも流れる予定で、ほかにも無償で放映してくれる媒体を探している。〔共同〕

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