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レスリング登坂、残り10秒「ここしかない」 起死回生の金

2016/8/18 8:29
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【リオデジャネイロ=村田篤史】1ポイントのリードを許して迎えた残り約10秒。起死回生の思いで相手の足元へ飛び込んだ。「もうここしかない。これで(金を)取れなかったら後悔すると思った」と最後の攻勢に出た登坂絵莉選手(22)が相手選手の右足を抱えてから床にたたきつけ3対2と逆転、金メダルをつかみとった。

17日午後6時(日本時間18日午前6時)前に行われたレスリング女子48キロ級決勝。相手のスタドニク選手(アゼルバイジャン)は前回ロンドン五輪の銀メダリストだ。登坂選手は最後のチャンスに必死で相手の足をつかんだままタックルをしかけ、床にたたきつけた。2ポイントを奪い逆転。直後に試合終了を告げるブザーが鳴り、両手をたたいてマットに倒れ込んだ。

勝利の瞬間は「いろんな人の顔が浮かんだ」という登坂選手。「1番は弱い時から信じてくれた家族です」と感謝の言葉を述べた。

小学生の頃にレスリングをすすめてくれた父の修さん(52)、安津子さん(52)が見守るスタンドに向かい、感極まった表情で何度も拳を突き上げる。その後に栄和人チームリーダー(56)を肩車し、大声援に応えた。

「本人の小さい頃からの努力(のおかげ)だと思う。娘の夢がかなってよかった」。試合後、修さんは興奮冷めやらぬ様子で勝利をかみしめた。

2004年のアテネ大会から女子レスリングが採用されて以降、日本がメダルを絶やしたことのない階級。表彰式では首にかけられた金メダルをうれしそうに見つめた。「すごい重いです」。22歳らしい、さわやかな笑みがこぼれた。

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