ナスのゲノム解読、品種改良に応用 農研機構など

2014/9/19付
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農業・食品産業技術総合研究機構と公益財団法人のかずさDNA研究所は19日までに、ナスの全ゲノム(全遺伝情報)を解読したと発表した。今ある品種を改良し、病気に強く有用な物質を多く含む品種を作り出すのに役立つという。成果は国際的な専門誌DNAリサーチ(電子版)に掲載された。

研究グループは、国内で古くから栽培されていた「中生真黒(なかてしんくろ)」が典型的な在来の品種と判断してゲノムを解読した。推定で11億2700万塩基対の98%以上のDNA配列を解読し、約4万2000個の遺伝子を特定した。

このうちナス特有の遺伝子は約7600個だとわかった。紫色の色素アントシアニンや抗酸化作用のあるクロロゲン酸など有用な物質を作る遺伝子のほか、病気に抵抗性を示す遺伝子などが見つかった。

ナス科の植物として、トマトなどのゲノムが解読されている。これらの結果と比較することで、ナス科植物の進化の過程もわかるという。

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